のど・胸のつかえ感
喉や胸がつまった感じを自覚します。食べ物を飲み込む時だったり、冷たい水などでも生じることがあります。
物理的に狭窄している場合もありますが、食道の蠕動運動(動き)の問題の場合もあります。
一番多いのが逆流性食道炎によるものですが、副鼻腔炎など耳鼻科疾患の症状として出ることもありますし、咽頭がんや食道がんなどの悪性疾患が隠れているかもしれません。
他にも、頻度は少ないのですが、食事を飲み込んでも食道と胃のつなぎ目(下部食道括約筋機構)がゆるくならずに強く締まっているために、食べ物が通過しにくい食道アカラシアや、アレルギー反応によって起こる好酸球性食道炎といった特殊な病気もあります。
また狭心症や心筋梗塞などの症状としても出ることがあり注意が必要です。
考えられる疾患
診断法
まずは詳しく問診し、必要に応じて胃内視鏡検査をします。これによって食道・胃のみではなく咽頭・喉頭もよく観察できます。また心血管の病気が疑われれば心電図・レントゲンなどの検査をします。