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肝臓の主な病気

数多くの機能を持肝臓は非常に高い再生能力を持っているがゆえに症状が現れにくく、気がつかないうちに静かに病気が進行してしまう怖い臓器です。それゆえ「沈黙の臓器」という異名を持つほどです。健康診断等の検査機会を有効に活用しながら早期に異常に気づける体制づくりを行うことが大切です。

目次

脂肪肝

文字通り肝臓に中性脂肪が蓄積した状態を言います。男性で約30~40%、女性で約20の方がこの脂肪肝であると言われています。さまざまな生活習慣病との関係性が深く、肝硬変や肝臓がんへの進行も指摘されています。肥満・糖尿病・アルコールが要因として有名ですが、逆にその3つを改善できればまた良い状態に戻ることが期待されます。

た痩せている方でも脂肪肝になられている方もいますので要注意!診断は肝臓の数値を調べるための採血や超音波を用います。食事療法・運動療法やアルコールを制限するだけでもかなりの改善が見込めますので、セルフケアがとても大切です。

肝炎

本における肝炎の約8割はウイルス性と言われています。中でも血液や体液を介して発症するB型とC型の2種が大多数を占めます。主な症状は発熱・黄疸・全身の倦怠感などです。放置し続けると肝硬変や肝臓がんなどの生命にかかわる深刻な事態に陥りす。昨今、治療薬も格段に進化早期に治療できるほど改善が期待できる場合もあります。

慢性肝炎

6か月以上持続した炎症が認められると慢性肝炎と診断されます。治療法は原因によりさまざまです。慢性肝炎は肝硬変やがんなどのさらに重篤な段階に進行するリスクが高いため、早期発見・早期治療は何より先決す。一方、B・C型肝炎は飲み薬で治療できる新しい時代に突入しました。健康診断で気になる数値がある方や長く続く倦怠感にお悩みの方などは、まずは一度ご受診いただければと思います

急性肝炎

短期間に肝臓に急激な炎症が起きる病気です。特に生牡蠣や貝などの非加熱食材から経口感染で起きる事例(A型肝炎)が多いです。発熱や食欲不振、吐き気や腹痛、全身の倦怠感や発疹といったものがその主な症状ですが、重症化すると急性肝不全など命に関わる重篤な病態に移行するため危険です

肝硬変

あらゆる肝疾患の終末像ともいえる状態です。肝細胞の破壊が進行することで、柔らかいはずの肝臓が硬く筋張った状態(線維化)になります。重篤化すると黄疸やむくみ、腹水出血傾向意識障害など多彩な症状が起きます。発がんリスクが非常に高く、一度変異した細胞は元に戻らないため何としてでも進行を食い止める必要があります。定期的に検査し、がんの状況などを厳重に監視する必要があります。

肝臓がん

肝臓がんで多いのは肝細胞癌と転移性肝がんです

肝細胞がん

肝臓そのものに発生するがんです。肝硬変からの進行したケースがほとんどです。早期発見には超音波が有用ですが、基本的には手術が必要となります。

転移性肝がん

他の臓器から転移して起きるものが転移性肝臓がんです。大腸からの転移の場合は手術することもあります。

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