胃もたれ
胃もたれは誰でも一度は経験したことがあると思います。
食べ物の消化が遅くなり、胃に食べ物が長時間たまった状態で起こる、不快な症状のことを差します。日常生活の中でも比較的起こりやすい症状と言えるでしょう。
胃もたれと一口で言っても人によって感じ方は多種多様であり、胃の膨満感、消化されていない感じ、胃が重い感じ、苦しい、吐き気があるなどいろいろな表現があります。
胃もたれの原因としては、ストレスなど自律神経の乱れによって胃の機能低下がおこることがあります。
また脂っこい食事やアルコールの過剰摂取も胃に負担をかけることになります。
もちろん加齢によっても胃酸分泌や蠕動運動の低下し胃もたれを自覚することもあります。
しかし消化器の疾患によっても胃もたれが症状として出る場合もありますから、生活習慣を改善しても、もたれ感が続く場合は医療機関に相談しましょう。
考えられる疾患
- 慢性胃炎(ピロリ胃炎)
- 機能性ディスペプシア
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 逆流性食道炎
- 胃がん
- 食道がん
- 慢性肝炎
- 胆嚢炎
- 心血管系の病気
診断法
まずは詳しく問診したうえで、必要に応じて胃内視鏡検査、腹部超音波検査、レントゲン検査、血液検査を行います。心血管系の病気が疑われれば心電図なども行います。